空広町役場*趣味広報課 空広町役場☆趣味広報課 郵便局・風景印

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2017.09/15(Fri)

郵便局の局名表示の書体の変遷と郵政書体

郵便局のイラストを描いてきて、
局舎には年代ごとの特徴があることが分かってきました。

その中で、昭和の郵便局にしか見られない個性の一つが局名表示の書体です。
これまでにも時折触れてきたので、ある程度ご存知かなとは思いますが、
せっかくなのでまとめてみます。

20150119本所一郵便局

2012年10月以降、現在の局名表示はこのようなものです。
郵便局のカラーである赤色のラインが横に引かれ、
その上にJPロゴ、そして端に小さく局名が書かれます。
この肝心の局名部分は、スペースの都合などで省略される場合もあります。
個人的にはこれが非常に遺憾な点ですが…(ちゃんと局名は書いてほしい!)

また、景観配慮などの理由により、白地に赤文字のもの、
観光地などでは茶色ラインのものなど色違いも稀にあります。

20150213横浜中華街郵便局

2007年10月~2012年9月、民営化直後は、
当時の郵便局のカラーであるオレンジ色のラインに、
同様にJPロゴと端に局名表示が書かれていました。

現在の赤ライン(赤化)の局名表示より、ある意味杜撰な面があり、
局名表示が書かれていないケースも多々、
書体とは関係ありませんが局舎もかなり簡素なものが多い印象です。
使用期間が短いため、多くは見かけません。

20160701横須賀逸見郵便局局名表示(営団ゴシック)

平成に入ってから民営化までの間は、
統一の規格が指定されていて基本的に全国で全く同じ書体が使われました。
これは、ゴシック4550という書体で、通称「営団ゴシック」と呼ばれています。
期間が長く、使用されていたのも最近なので、比較的多く見かけると思います。

20160719鎌倉稲村ガ崎郵便局局名表示(角丸ゴシック)

営団ゴシックと、後述の郵政書体との移行期間を繋ぐかのように、
昭和60年代前後と短期間だけ使われたのが、角丸ゴシック
です。
調べる限りでは、上記のほんの数年間しか使われていなかったようなのに、
何故か意外に目にします。

パターンも様々で、後述の郵政書体に似せたものから、
かなり丸いオリジナリティ溢れるものまで色々とあります。

20160329横須賀森崎四郵便局局名表示(郵政書体)

こちらがお馴染みの「郵政書体」です。
これ以前の書体が、昭和の郵便局を飾る端麗な書体です。
郵政書体は主に昭和50年代に使われていたようです。
数は減りつつありますが、探せばまだまだ見つかると思います。

判別のための一番の特徴は、「郵便」の2文字にあります。
「郵」のおおざとが「了」の字のようになっている点、
「便」の最後の画(払い)が、上が細く鋭い曲線になっている点、
などがあります。
「郵」のおおざと部分には多少の個体差があって、2~3種ほどの亜種がありそうです。

よく使う字など、大凡の基本となる字の型はあったようですが、
営団ゴシックとは異なり統一の規格は出来上がっていないようで、
そのため恐らく多少の個体差が生じたのではないかと思っています。

20150306浅川郵便局局名表示(旧郵政書体)

そして最後に、より美しくより珍しいのが、旧郵政書体です!
前述の郵政書体より以前に使われていたため"旧"郵政書体と呼ばれています。
郵政書体よりも縦長で、全体的に鋭く洗練された印象を受けます。
残存数が如何せん少なく、使用時期などその詳細は不明な点が多いです。

判別のための特徴は、やはり「郵便」の2文字にあります。
「郵」のおおざとが「Σ」を逆にしたような鋭い形になっている点、
その「Σ」の逆の中心が左の縦棒にまで接している点、
「便」は同様に最後の画(払い)の上が細く鋭い点
などがあります。

郵政書体は大凡の規格があったようですが、
旧郵政書体は統一の規格は全く無かったようです。
その割に、同じような書体が全国で使われているというのがまた不思議なところです。
この辺り、どのように旧郵政書体が郵政省において使われていたのか、
まだまだ研究途上で謎が多いです。

規格が無かったからか、郵政書体以上に個体差が大きいのも特徴です。
おおざとの部分も、「Σ」の逆部分が、写真のように上下対称のもの、
上の方が小さいもの、「Σ」の逆の中央が左の縦棒に接していないものなど、
細かい違いが結構見受けられます。
「便」の字も最後の画の払いが、上に突き出ていないものもあります。

とにかく謎が多い旧郵政書体ですが、
使用期間は大まかに戦後から昭和40年代頃までと推測します。
やはりその古さから、現存数は非常に少なく、
またここ最近の局舎移転により急激に減りつつあります。
失われてしまってからでは分からなくなってしまうことも多いと思うので、
少しでも多くの写真・情報などを記録していければと思っています。
そして、その謎も少しでも解明したいとも思っています。

20160304町田高ケ坂郵便局局名表示(楷書体)

ちなみに、昭和の局名表示に関しては、
上記の2種の郵政書体が主に使われていたようですが、
その一方で場合によっては独自の書体を使うこともできたようです。
そのため、上記分類のどれにも属さない、楷書体のものや、
手書き風のものなどもたまに見かけることがあります。

営団ゴシック以降は原則書体は統一されていましたが、
歴史的地区で景観に合わせて木製プレートに手書きで局名を書く、など
特殊な局名表示も稀に存在します。

民営化後においてはオレンジライン、赤ライン以外に
局名表示が書かれているケースは現時点ではほぼ無いと思います。

郵便局舎の奥深い世界の一端を感じて頂けましたでしょうか?
こうして見ると同じように見える郵便局でも局ごとに個性があって面白いですよ!^^
局舎自体の変遷についてもいずれ紹介したいところですが、今回はこれまで。

最後までお読み下さりありがとうございましたm(_ _)m

登録タグ : 郵便局 郵政書体 旧郵政書体 角丸ゴシック 営団ゴシック ゴシック5440

23:42  |  郵便局・風景印  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.09/14(Thu)

町田高ケ坂郵便局~古き良き魅力溢れる懐かしい佇まいの高台の郵便局

8月の間、遠征など実地訪問を優先していた結果、ブログが更新できませんでしたが、
これからもまた引き続き素敵な郵便局をどんどん紹介していきます!(`・ω・´)

20160304町田駅駅名標

2016年3月4日、町田駅にやって参りました。

20160304町田駅と小田急百貨店町田店

今回の目的の郵便局へは、バスで行くのが一番近いですが、
歩けない距離でもないので、せっかくなので今回は歩いて行ってみます。

20160304原町田郵便局

と、その道中でいきなり郵便局を発見!
原町田郵便局です。
残念ながら風景印は無い局ですが、記念に和文印をもらっていきます。

20160304原町田郵便局和文印
原町田郵便局 (はらまちだ-)
〈東京都町田市〉
押印日:2016年3月4日
和文印



20160304町田市章入り案内板

先を急ぎましょう。
町中の案内板に町田市章が入っていました。

20160304伊藤病院前の坂(町田市原町田4-27)

坂の途中に立派な木がありました、絵になりますね!

20160304町田市立国際版画美術館

こちらは、町田市立国際版画美術館です。
周りは公園となっており、この辺りは自然の多いエリアとなっています。

20160304町田市高ヶ坂の南坂下

面白いものを発見しました、「南坂」と書かれた手作り感ある石杭です!

20160304町田市高ヶ坂の南坂の石杭

杭の側面には1971年建と書かれています。
石に赤文字で彫られているのが素朴で良いですね^^

20160304町田市高ヶ坂の南坂上

この坂は、住宅地へと上る坂で、坂下には先程の国際版画美術館があります。

20160304町田市高ヶ坂芝好園自治会略図

芝公園…ではありません(笑)
右端に郵便マークもちゃんと書かれています。
こちらが目指す郵便局です。

20160304町田市高ヶ坂から横浜市青葉区方面を望む

おお!なかなか見晴らしが良いですねえ!
思いがけず町並みを見渡すことができました٩( 'ω' )و
先程の地図に書かれていた一帯はちょうど台地になっているようです。

20160304町田市高ヶ坂の東坂上

郵便局のすぐ近くへ下るこの坂が、先程の南坂と対になるであろう「東坂」です。

20160304町田市高ヶ坂の東坂の石杭

やはりこちらにも同様の杭がありました。
「1971年建」というのも同じですね。

恐らくはこの地域の自治会が、わざわざこのような杭を立てたというのは、
思い入れを感じますね!(`・ω・´)

20160304町田高ケ坂郵便局

到着しました、こちらが目的の町田高ケ坂郵便局です!
見て下さい、この渋くてどこか懐かしさも感じる佇まい、素晴らしいです!✧٩(*ˊωˋ*)و✧

魅力溢れる局舎の細部を見ていきましょう。

20160304町田高ケ坂郵便局局名表示(楷書体)

まず目に留まるのは、オリジナルフォントの局名表示。
郵政書体ではなく、独自の楷書体となっています。
「高」の字も、登録されている正式な局名表示とは異なり、
「髙」(はしご高)になっている辺りにも拘りが感じられます。

20160304町田高ケ坂郵便局入口手動ドア

入口ドアも、手動式となっています。
自分でドアを開けて入っていく感覚、郵便局に対して親しみが湧いてきますね^^

20160304町田高ケ坂郵便局模様入り型板ガラス窓

窓にも注目です!
後に補強のため増設されたであろう縦格子が目立ちますが、
その奥には、なんと薄桃色の木枠!
窓ガラスも今ではすっかり作られなくなった、昭和ならではの模様入り型板ガラスです!
古き良き造りが随所に感じられる素晴らしい局舎ですねえ!٩( 'ω' )و

20160304町田高ケ坂郵便局概観

横からも見てみましょう。
建物自体はシンプルな平屋なのも、また味わい深いです。

ATMは局横のスペースを活かして外付けになっています。
しかし、これまでにも紹介してきた通り、ATMが外付けの郵便局は
移転の対象になりやすい傾向
があるので、その点がちょっと心配ですが…(´・ω・`)

さて、素敵な局舎を隈なく眺めたところで、風景印をもらいに中へ入りましょう!

写真で紹介できないのが残念ですが、
局内も、窓口に仕切りが残る昔ながらの郵便局の雰囲気を残しており、
外観のみならず懐かしさが感じられる、心落ち着く造りでした^^
壁掛け日めくりカレンダーまでありました(笑)

中の様子は是非実際に訪問して直接確かめてみて下さい!

20160304町田高ケ坂郵便局風景印
町田高ケ坂郵便局 (まちだこうがさか-)
〈東京都町田市〉
押印日:2016年3月4日
意匠:高ヶ坂石器時代遺跡

さて、イラスト紹介に移る前に、ここでちょっと脱線して局名に関する寸話を。

ブログタイトルや、上の風景印紹介の項目に書いたように、
郵便局としての正式名称は「町田高ケ坂郵便局」という表記となっています。
そして、その読みは「まちだこうがさか」です。

20160304町田市高ヶ坂二丁目6街区表示板

しかし、こちらの街区表示板をご覧下さい。
先程の東坂付近で撮影したものですが、
表記は「高ヶ坂」、読みは「こがさか」となっており、共に郵便局とは異なっています。

勿論、どちらかが間違い、などという訳はなく、
地元での読み方が時代と共に変わっていき、
局名や住所はそのどの時点に指定されたかなどにより違いが生じる
、という現象です。

このようなケースはたまに見られますが、多くのケースでは、
住所の表記や読みは後から変更されることも多いため、
局名の方がかつての名残である可能性が高いと思われます。

20161004高ヶ坂郵便局前停留所

ちなみに、郵便局の目の前にあるバス停のルビは、
「こがさかゆうびんきょくまえ」
になっていました。
厳密にはこれは間違いですよね?(笑)

一方で、既に紹介した写真の通り、現地の局舎の局名表示は「髙ヶ坂」でしたし、
細かいことは気にしなくて良いのかもしれません(^^;

余談が過ぎてしまいました、続いてイラスト紹介です。

20160304町田高ケ坂郵便局イラスト

レトロ感溢れる局舎の空気感、その素敵な佇まいが伝わるよう描いてみました╭( ・ㅂ・)و ̑̑

局の方にお話を伺ったところ、
なんと局舎は訪問時で築51年(=ブログ更新時点で築52年)とのこと、
凡そ1965年築の貴重な年代物の局舎だったのです!Σ(゚Д゚;
随所に懐かしさを感じるとは思いましたが、まさかここまでとは恐れ入りました…

これまで郵便局を訪ね廻ってきても、
古くからの局舎で残っているのは、良くても1970年代頃までと、
3~40年前までのものがほとんどで、
東京都内でこんなに貴重な素晴らしい局舎と出逢えるとは思っていませんでした!

先程も触れましたが、ATMが外付けの局は移転対象として目を付けられることが多く、
また、訪問後からブログ執筆現在までに、
町田市で移転となった(なる予定の)局が複数あり、
築50年以上ということで移転させられてしまうのでは、ととても心配です…
勿論、いつか移転しまうのは当然、と言われるかもしれませんが、
一方で戦前の局舎を今でも大切に使っている局も僅かながら存在しますし、
とにかく、是非できるだけ長く現役で残していってほしいですね!(`・ω・´)

20160304町田高ケ坂郵便局遠景

また来たい、と思える素敵な郵便局でした(*ˊωˋ*)



訪問したのは3月、17時を過ぎれば暗くはなってきますが、冬場に比べれば日も延びたので、
風景印に描かれている高ヶ坂石器時代遺跡を訪ねてみたいと思います。

20160304史蹟高ヶ坂石器時代遺跡碑

「史蹟高ヶ坂石器時代遺跡」と書かれています。
この碑も風景印に描かれていましたね。
この奥にその遺跡があるとのことで、行ってみましょう。

20160304高ヶ坂石器時代遺跡

見えてきました、なるほどこの中に遺跡が保存されているわけですね!
風景印の絵だけでは、なんとなく三角のものが描かれているように見えるものの
どのような遺跡なのかよく分からなかったのですが、来てみて納得です!
やはり風景印の図案の題材の場所を実際に訪ねてみるのは楽しいものです!٩( 'ω' )و

20160304高ヶ坂石器時代遺跡解説板

解説によれば、縄文時代中期の終末頃(約4000年前)の竪穴式敷石住居跡とのこと。

20160304高ヶ坂石器時代遺跡内部

当時の一般的な住居の跡のようです。

20160304町田高ケ坂郵便局風景印柄合わせ(高ヶ坂石器時代遺跡)

少し暗くなってきましたが、せっかくここまで来たので風景印柄合わせ!
結構忠実に描かれているんですね。

高ヶ坂石器時代遺跡入口(町田市高ヶ坂二丁目43)

高台の静かな住宅街に、古き良き昭和の造りを残す素敵な郵便局、
石器時代の遺跡まで、色々なものを見て回ることができました。
知らない場所をぶらぶら歩いてみるのも発見があって楽しいですね!^^

最後までお読み下さりありがとうございましたm(_ _)m

コミュニティ : 東京・多摩地域 - カテゴリ : 地域情報

登録タグ : 郵便局 風景印 町田市 町田高ケ坂郵便局 原町田郵便局 型板ガラス 街区表示板 町田市立国際版画美術館 芝好園自治会 高ヶ坂石器時代遺跡

22:39  |  郵便局・風景印  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.07/23(Sun)

町田相原郵便局~ワインレッドの屋根に金の郵政書体がお洒落な局舎

今回は、2015年の訪問記を少しでも早く紹介していこうと思います。
もう2年前の話になるわけで、流石にこの機を逃すと掲載し損ねるかと思って…(^^;

20150612相原駅にて横浜線

2015年6月12日、横浜線に乗って降り立ったのは…

20150612相原駅駅名標

町田市の相原駅です。

20150612相原駅

この相原駅ですが、市町村的にちょっと面白い場所にあるんです。
せっかくなので地図の画像を用いて説明したいと思います。

町田市地図と相原駅の位置(Googleマップより)
(地図はGoogleマップより)

上の地図の赤枠で囲まれているのが町田市です。
赤い丸は町田市役所のある中心地、緑の丸は相原駅です。

一般的に「町田」と略して言った時指すのは町田駅のある赤い丸周辺のことが多く、
市の西端が橋本駅の近くまで細長く延びていることはあまり知られていないように思います。
なので、相原駅が町田市だということに驚かれるかもしれません。

そして、これが理由で他にも変わったことが起きるのです。
町田市の細長い西端に立地する相原駅は、
地図を見れば一目で分かる通り、北を八王子市、南を横浜市に挟まれています。
よって、横浜線で東神奈川駅から八王子駅行きに乗ると、
横浜市から一度町田市に入り、再び横浜市に戻ったのちまた再び町田市に戻る、という
何とも不思議な現象が起きるのです!(笑)

町田市といえば、小田急線や東名高速道路において、
神奈川県から東京都に入って再び神奈川県に入る場所、
ゆえに実質神奈川県だ、などと冗談で言われたりしますが…
境界に関して色々面白いことが多いですね^^

20150612相原駅入口交差点

余談が過ぎました、郵便局へ向かいます。

20150612東京都道47号8キロポスト

途中、東京都道47号の8キロポストを見かけました。
この青い三角柱のキロポストを見かけると東京都にいることを実感しますね!

20150612町田相原郵便局

こちらが今回の目的地、町田相原郵便局です!
一目で魅了される素敵な局舎です!
ワインレッド色の屋根に、レンガ風のタイル、何ともお洒落✧٩(*ˊωˋ*)و✧
屋根の形や窓のデザインなどもアクセントになっていますね。

後ろのアパートの建物と一体となっていて、
局舎部分だけが突出した形の独特な構造となっているのも面白いですね。
一体といっても、接続部に入ることはできないので、
内部が繋がっているのかどうかは不明です。

アパートと一体になっているにも関わらず、
局舎の外装はアパートの外装と異なるところにも拘りを感じますね!

20150612町田相原郵便局局名表示(金文字郵政書体)

見て下さい、この立派な金文字の郵政書体!(`・ω・´)
ただでさえ綺麗な金文字の郵政書体が、ワインレッド色の屋根でいっそう引き立ちます。
なんて美しいんでしょう!(*´ω`*)

20150612町田相原郵便局前の差出箱13号ポストとペリカンの像

ポストの脇にはペリカンの像がありました。
何故にペリカン… 意味深です(笑)

20150612町田相原郵便局ひらがな局名プレート

入口ドアの上には、ひらがなで書かれた局名プレートもありました。
ほのぼのとした感じで良いですね。

20150612町田相原郵便局定礎

そして、この局舎、自分のような者にはありがたいことに、なんと珍しく定礎がありました!
昭和56年3月竣工のようです。
昭和50年代といえば郵政書体が使われていたという特徴がありますが、
この局はそれがしかも金文字で、局舎も色遣いがお洒落で、個性的!
素敵な局舎、今の状態のまま長く残ってほしいです!٩( 'ω' )و

先に局舎に関する情報が分かってしまいましたが、
それでは風景印をもらいに行きましょう。

20150612町田相原郵便局風景印
町田相原郵便局 (まちだあいはら-)
〈東京都町田市〉
押印日:2015年6月12日
意匠:境川源流地、都指定文化財・青木家屋敷

境川は、橋本駅から町田駅付近まで東京都と神奈川県の県境となり、
小田急江ノ島線沿いに大和市や藤沢駅を通り、
江の島のすぐ付け根に注ぐ川ですね。
その源流は、この付近からさらに奥地へ行ったところにあるんだそうです。
それにしてもなかなかインパクトあるデザインの風景印ですねえ!
境川の流れる様子の表現がなかなか面白くて好きです^^

続いて、イラストを紹介します。

20150612町田相原郵便局イラスト

現地でボールペンで描いているので、必然的にモノクロになるわけですが、
その中でもワインレッド色の屋根やレンガ風のタイルなどのお洒落な外観の感じが
伝わるよう意識して描いてみました(`・ω・´)

さて、局舎の竣工年については先程定礎で分かってしまいましたが、
気になる謎のペリカンと局名プレートについて訊いてみました。
伺ったところによると、それぞれ美術学校や施設などで作られたもので、
十数年前に局に寄贈されたのだそうです。
何故ペリカンなのかはよく分からないようです(^^;
そういえばペリカン便はゆうパックに吸収され無くなってしまいましたが、
この局のペリカンは健在というわけですね(笑)



さて、風景印ももらってイラストも完成したところで、
再確認として郵便局の全体の構造を見ておきたいと思います。

20150612町田相原郵便局概観

アパート部分も含めた全体はこのようになっています。
アパートと一体なので、駐車場が広く取られおり車での来訪も安心です。
実際、自分が時間をかけて長く写真を撮っている間にも、
確かに車で来られる方は多かったように思います。

20150612町田相原郵便局側壁

横から見るとこのような感じです。
アパートとの繋がりがどうなっているのか気になるところですね…

20150612町田相原郵便局側壁アパートの郵便マーク

アパート自体の側面にも郵便マークがしっかり入っています。
ですが、何故かアパートとは関係ないローソンの広告も付いていますね(^^;

最後までお読み下さりありがとうございましたm(_ _)m

コミュニティ : 東京・多摩地域 - カテゴリ : 地域情報

登録タグ : 郵便局 風景印 町田市 町田相原郵便局 郵政書体 定礎 ペリカン ゆうパック 東京都道47号 キロポスト

00:45  |  郵便局・風景印  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2017.07/22(Sat)

横須賀船越郵便局~2015年度消えゆく郵便局舎その4

引き続き2015年度に移転で無くなってしまった郵便局舎を紹介します。

20151106京急田浦駅にて京浜急行本線

今回紹介するのは、横須賀市の郵便局。
横須賀市の訪問率が高くて、何だかいつもと変わらない感じですが、
実は残念ながら心の故郷横須賀市でも郵便局の移転があったのです…

20151106京急田浦駅駅名標

2015年11月6日、京急田浦駅にやって参りました。

20151106京急田浦駅

横須賀市の中でも、横須賀中央駅周辺とそれ以北のエリアは
風景印の配備率が低い
ため、なかなか訪問の機会が少なく、
このエリアは今回が初めての訪問でした。

20151106船越町交差点(国道16号)

郵便局は駅から200m程のところにあります。
地図の通り向かってみると…

20151106仲通り商店会アーケード入口

なんとこの仲通り商店会のアーケードの中にあるようです!
良い感じの立地ですねえ!

20151106横須賀船越郵便局

こちらが目的地、横須賀船越郵便局です!
アーケード内なのでどうしてもやや暗めの写真になってしまいますがご了承下さいm(_ _)m
ご覧下さい!なんと風情ある概観でしょう!
この写真だけでは分かりにくいかもしれないので、もう少し近づいてみます。

20151106横須賀船越郵便局アコーディオンドア

入口ドアですが、自動ながら蛇腹のアコーディオンドアとなっています!
このような郵便局舎はなかなか見かけません、自分は初めて見ました!

左手がATM入口となっています。
局名表示が既に営団ゴシックだったり、
ドアも前述の通り蛇腹式とはいえ自動だったりする一方、
車椅子の方のための呼び出しボタンがついている、などの点から、
ATMを設置した際に入口周辺は大幅に改修したのではないかと推測します。

20151106横須賀船越郵便局局名表示(営団ゴシック)

この局名表示、見るからに怪しいですね!(笑)
現在の営団ゴシックの局名も、上から貼ったようにも見えますし…
やはり後付けだったりしませんかねえ?
昔はもっと別の局名がどこかに書かれていたのだろうか、など勝手に想像してしまいます(^^;

20151106横須賀船越郵便局入口

さて、中に入りましょう。
中の様子は写真では紹介できませんが、
窓口にガラスの仕切りが残る昔ながらの感じでしたよ!

この局には風景印が無いので、和文印をもらいます。

20151106横須賀船越郵便局和文印
横須賀船越郵便局 (よこすかふなこし-)
〈神奈川県横須賀市〉
押印日:2015年11月6日
和文印

20151106横須賀船越郵便局記念スタンプ

風景印は無いのですが、こんな記念スタンプがありました。
横須賀市北部の郵便局で一斉にスタンプを作ったことが以前あったそうで、
その時のものなんだそうです。
消印である風景印とは異なり、こちらは普通のスタンプなので、
好きな場所に自分で押すことができます^^

でも、せっかく局にちなんだデザインを作ったのですから、
風景印も作ったら良いのにな、と思ってしまいます(^^;
もっとも、風景印はそんな気軽に新設できるものではないのでしょうが…

では、続いてイラストを紹介します!

20151106横須賀船越郵便局イラスト

屋根の感じ、ドアの感じ、窓の感じ…
写真では伝わりにくい細部の個性が出るよう描いてみました╭( ・ㅂ・)و ̑̑

さて、局舎についてお話を伺ったのですが、はっきりは分からないものの、
なんと戦前からの局舎なんだそうです、驚き!Σ(゚Д゚;
内外共に恐らく何度も改修されているので、俄かには信じがたいですが、
そんなに昔からの局舎だったのですねえ、失くすにはもったいない限り!><

さらに伺うところによれば、郵便局になる以前は家具屋だったのだとか!
JR田浦駅の近くにある、集配局の田浦郵便局は、
現在の場所に移転する前はこの辺りにあったそうで、

横須賀船越郵便局は田浦郵便局移転後の後継として開局したようです。
(参考までに、横須賀船越郵便局の開局は1928年8月21日です)
これだけ細かい情報もあればその信憑性はいっそう増しますよね!

予想以上に歴史ある重要な郵便局だったのでびっくりでした!
移転してしまうのは本当に惜しいですが、古い建物の維持はやはり難しいのでしょう、
是非移転先で長く歴史を繋いでいってほしいです!٩( 'ω' )و



20151106横須賀船越郵便局と仲通り商店会アーケード(駅方面)

改めて、外観の様子をもう少し引いて
こちらは駅の方向を見たところです。

20151106横須賀船越郵便局と仲通り商店会アーケード(海方面)

こちらはその反対側です。
商店街のアーケードにピッタリ馴染む雰囲気の素敵な局舎でした。

移転先はこの数軒先の方にあります。

20151106横須賀船越郵便局(開局前)

こちらが新局舎です。
アーケード内にあるのは変わりませんが、
やはり民営化後の画一的無個性局舎となってしまうようでちょっと残念です。

20151106横須賀船越郵便局(開局前)と仲通り商店会アーケード

でもその分、利用客用のスペースは広くなったり、
便利になる点も多いことでしょう。

20151106田浦消防署前交差点手前の国道16号青看標識

まだ時間もあるので、国道16号を歩いて、
先程の話の中に登場した田浦郵便局まで足を延ばしてみましょう。

20151106船越隧道

道中現れた船越隧道
三浦半島は隧道天国、特に田浦周辺は隧道が多いエリアで、
JR田浦駅は横須賀線の車両がホームからはみ出して
隧道の中に停まってしまうことでも有名なくらいです。
左側の下り線が旧来の船越隧道、右側の上り線が新船越隧道です。

20151106船越隧道と旧田浦隧道

この船越隧道、南側にはさらに一世代前の廃隧道が残っています。

20151106旧田浦隧道

こちらはその名前も異なり、旧田浦隧道と言うそうです。
ちなみに、現在では同じ国道16号のまた別の場所に、
田浦隧道という同じ名前の隧道が存在します。
横須賀、色々とアツいです!

20151106田浦町三丁目交差点付近の国道16号おにぎり標識

国道16号のおにぎり!^^
写真では見えませんがこのちょっと先が郵便局です。

20151106田浦郵便局

こちらが田浦郵便局です、局名表示はありません。
局前に歩道橋があって非常に写真が撮りづらいです(笑)
集配局で、併設のゆうゆう窓口は土日にも営業しています。

では、風景印をもらいます。

20151106田浦郵便局風景印
田浦郵便局 (たうら-)
〈神奈川県横須賀市〉
押印日:2015年11月6日
意匠:長浦港、三浦按針(ウィリアム・アダムス)とその墓碑、大楠山



最後までお読み下さりありがとうございましたm(_ _)m

コミュニティ : 神奈川 - カテゴリ : 地域情報

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2017.07/20(Thu)

池袋グリーン通郵便局~2015年度消えゆく郵便局舎その3

お待たせしました、今回は2015年度に移転や廃止で消えてしまった局舎
在りし日の記録を紹介していきます!

2015年度は、既に紹介した墨田吾妻橋郵便局を始め、
23区内で移転・改称する局が多かった印象です。

今回紹介するのは、2015年11月に移転・改称した豊島区の郵便局です。
池袋駅東口から、南東へ都道435号を進んだ方向にありました。

池袋駅はわざわざ取り上げるまでもなく有名な駅ですし割愛…
というより実際は改まって写真を撮らなかったので省略します(^^;

20151105池袋グリーン通郵便局概観

2015年11月5日訪問、池袋グリーン通郵便局です。
これだけでは、どこが郵便局やら構造がよく分からないですね。
これも、23区内の郵便局によく見られるビル内郵便局の特徴です。

20151105池袋グリーン通郵便局入口

ここまではよくあるパターンなのですが、この郵便局が珍しいのは、
ATMが一階、窓口が地下一階にあるということです。
やはり分かりづらいからでしょうか、写真でも分かる通り、
窓にその旨大きく書かれていますね。

20151105池袋グリーン通郵便局階段踊り場付近

名前は「グリーン通」郵便局ですが、その背景は
民営化当初の郵便局のイメージカラーの「オレンジ」ですね(笑)
(現在の郵便局のイメージカラーは赤となっています)

局名の「グリーン通」は、局に来るまでに通ってきた都道435号を指すそうです。
名前の割にはそのグリーン通から一本路地に入ったところにありますが…

20151105池袋グリーン通郵便局俯瞰

階段を下りていくと、郵便局の入口が見えてきました。
ちなみに、入口はこちらだけではなく、
ビル内のエレベーターを使って内側から入ることもできるようになっています。

20151105池袋グリーン通郵便局

郵便局の様子が分かって、局名表示も写る、一番良い構図はこんなところでしょうか。
撮影したのは11月の16時頃と、日暮れが早い季節の夕方とはいえ、
地下という立地上どうしても暗い感じになってしまいますね(^^;

入口まで下りてきても相変わらずグリーン感はありません(笑)
どちらかと言うとシルバーと言ったところでしょうか?

20151105池袋グリーン通郵便局入口から階段を見上げる

ちょっと見上げて撮影してみました、
前述の通りビル内郵便局は多くある中でも、独特な外観の局だったように思います。

20151105池袋グリーン通郵便局真上

郵便局の入口の真上が、ビルの入口に架かる橋というのもなんだかすごいΣ(゚Д゚;

20151105池袋グリーン通郵便局局名表示(営団ゴシック)

それでは、風景印をもらいに行きましょう。

201511105池袋グリーン通郵便局風景印
池袋グリーン通郵便局 (いけぶくろぐりーんどおり-)
〈東京都豊島区〉
押印日:2015年11月5日
意匠:サンシャイン60、池袋駅前の風景、ツツジ、(変形印)サクラ

豊島区内の直営局には、全て風景印が配備されています。
さらに、豊島区駒込がソメイヨシノ発祥の地ということから、
そのデザインは全て桜の花の形の変形印となっています。

また、区内はいくつかのエリアごとに分かれていて、
その域内ではほとんど同じ図案が複数局で使われているのですが、
それぞれツツジの位置が微妙に異なっており、
全く同じ図案は存在しない
という、謎の配慮がされています。
豊島区の局巡りをされる際は是非その辺りも楽しんでみてください^^

続いて、イラスト紹介です。

20151105池袋グリーン通郵便局イラスト

ビル内郵便局なので、雰囲気を出すのが難しかったですが、
先程のベストショットの構図を元に描いてみました。



20151105池袋グリーン通郵便局ATM入口

せっかくなので、ATMの様子も見ておきましょう。
郵便局は地下一階ということが分かりやすいようアピールされています。

20151105池袋グリーン通郵便局ビル内入口

ビル内はこのような感じでした。

20151105池袋グリーン通郵便局ビル内局名表示

この案内板からも局名は消えてしまうのでしょう…

地方では局舎自体が古く耐久年数の問題で移転、というケースが多いですが、
こちらはビル内郵便局なので、その理由は恐らく局内のスペースが手狭だったり、
立地の利便性だったり
ではないかと思います。
さて、この局の移転先はどこなのかは、この後で紹介します。

20151105池袋グリーン通郵便局営業時間外の階段入口

池袋グリーン通郵便局へと下る階段ですが、
営業時間外はこのように閉まっています。

20151105池袋グリーン通郵便局営業時間のお知らせ

郵便局が移転した後、このスペースはどうなるのでしょうか…

20151105豊島区役所前郵便局(開局前)

順番は前後して、実際は現局舎より先に見に行っていた、移転先の様子を紹介します。
池袋グリーン通郵便局は、現在地から一本隣の通りへ移転し、
11月16日より豊島区役所前郵便局へと改称します。

豊島区役所自体も2015年5月7日に新庁舎へと移転したばかりなので、
郵便局の移転もこれに関連したものだと思われます。

「豊島区役所前」という名前ですが、庁舎の目の前にあるわけではなく、
実際にはすぐ近くというのが正しいところです。
「駅前」局が駅近くを意味するのと同じような感じなのでしょう。

局名改称となったからには、風景印も変更となります。
嬉しいことに、単に局名の部分だけの差し替えではなく、新デザインとなります!
もちろん、移転先も開局当日に訪ねてきましたよ!

ですが、ページの分量も長くなってきましたし、今回はここまで。
豊島区役所前郵便局については、次回の記事で紹介します!(`・ω・´)
次の記事>> 豊島区役所~日本初のマンション一体型庁舎

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登録タグ : 郵便局 風景印 豊島区 池袋グリーン通郵便局 友泉南池袋ビル 階段 東京都道435号

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